美しい物はお茶文化にある!モロッコ雑貨とお茶文化の関係

モロッコと言えばおもてなしのティーセレモニーが有名。旅すれば何度もミントティーを振舞われることでしょう。お茶文化はモロッコ文化と切っても切れない関係です。だからこそ美しい物もここにある!モロッコ雑貨とお茶文化の関係を掘り下げてみました。

豪華なサロンは誰の為?

モロッコのライフスタイルはお茶(おもてなし)文化を中心に回っていると言っても過言ではありません。何故ならまず家の間取りがおもてなしの為のサロンから始まるからです。美しいファブリックで仕立てたクッションと長椅子を敷き詰めたサロン。モロッコ人の自宅はいつ来客が来てもよいように、来客用の大きなサロンがありますが、なんと住人は普段この豪華なサロンを使わずに暮らします。他に普段使いのカジュアルな居間がある家がほとんどです。どれだけ来客のおもてなしに力を入れているか分かりますね…!

美しい生地のソファとクッションは来客の為の物なのです。

宝石箱より茶器が美しい理由

カラフルで可愛いグラスにポット、美しいデザインのトレイに茶器。定番モロッコ雑貨にはティーセレモニーに使わる小物が沢山あります。アトリエで人気の香水瓶も、来客に良い香りを振り掛けてもてなす為の道具です。

伝統的にモロッコ人がお金をかけてきた物がデザインや装飾が発達したはずなのでそれも当然。分かりやすく言えばモロッコでは人前に出さない宝石箱より茶葉入れが豪華に作られたのです。

だからこそ、今残る美しいヴィンテージ小物は茶器なんですね…!中世の映画の小道具、あるいは魔女の道具にも見える茶葉入れが個人的にも大好きで、古道具を売買するおば様達から度々買付けています。現在はすでに製造されていないので、モロッコでも現存するものが取引されているだけ。そんな茶葉入れが描かれた、昔のお茶道具のイラストをご紹介します。

@unpaysuneidentit

現在はコンロの火でお茶を沸かし、グラスとティーポット、砂糖のみがサーブされるので、fniq、zenbilと書かれた茶葉入れが来客の前に現れることはありません。手前のmressaは香水瓶です。そして下が現物の昔の茶葉入れ…どうしてこの形なのかやっぱり不思議!

お店では新たなヴィンテージポットが入荷したばかりです。インテリアのグレードを上げる、宝石箱のような美しい小物入れは、モロッコならではのお茶文化を現在に伝える品々です。是非お気に入りの一品を見つけてみて下さい。

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