【2022年5月6月モロッコニュース色々】インフレ・観光

世界的物価上昇の中、モロッコの物価は?観光は今どんな感じ?モロッコニュース媒体の情報と肌感覚の生活事情からモロッコの現状をお伝えします。

インフレ

ガソリン

タクシー

モロッコで生活していて一番値上がりを感じるのはガソリンです。倍近くに値上がり、ガソリンが値上がれば運搬コストが上がるので食料も値上がります。内陸マラケシュでは特に野菜、魚が高くなったなと思います。タクシーがやっていけるのか心配になりますが補助金が出ているとの話。運転手は以前にも増して相乗りで稼ごうとしているので、定員の3人で捕まえようとするとなかなか乗れないことも。

小麦

主食の小麦

主食の小麦。モロッコは小麦生産国ですが降水量にも左右され自給率は高くなく、アフリカ大陸第3位の小麦輸入国でもあります。懸念されているロシア・ウクライナの影響について記事がありました。

アフリカ諸国16の国ではロシア・ウクライナに56%小麦を依存している(国によっては80~100%)が、小麦輸入量第2位~4位のアルジェリア、モロッコ、ナイジェリアはサプライヤーの多様化を実施していて、それらの国への影響は限定的だろうという内容です。

出典元https://www.yabiladi.com/articles/details/126097/diversite-fournisseurs-permet-maroc-d-attenuer.html

生活実感としては実際に小麦価格は上がっているし、パン屋の値段も確実に上がっています。モロッコは国民の主食であるパンの値段を国が定めていて、長年一食分のパンが1DH(13円)で買えることが国民の食を支えてきました。依然として1DH で買えるパンもあるのですが、小さく質が悪くなったと感じます。

インフレ率

インフレ率は月によって異なるのですが4%~5%といったところでしょうか。同地域の他の国が6,5%程度、欧州では6,1%上昇していると付け加えられています。政府としてはエネルギー、食糧、基礎輸入製品は問題なく入手可能であると発表しています。ロシア制裁にも加わっていないので、ロシアからも輸入するでしょう。

今の所、電気水道などインフラの値上げは表面上ありません。

観光

モロッコ観光

観光客受け入れは2月に本格再開したばかりですが、2022年度、4月末までの累計で150万人が観光に訪れたが、2019年同時期に比べ60%の減少であるとニュースにありました。
5月、ワクチン接種者に限り入国の際のPCR検査撤廃が発表され、入国条件が緩和されましたので、より観光しやすくなり、今後回復に向かう事が期待されます。
街の様子としては、すでにマスクをしてる人もあまり見かけませんし(誰も気にしてませんし)入国後は各観光施設で必要とされているワクチンパスの提示も、実際は求めらません。

今年のハッジ・巡礼の料金が決定

私が興味深かったニュースはこれです。一生に一度の大イベント、メッカ巡礼。巡礼に行った人はハッジ、女性はハッジャと呼ばれ敬われ、ムスリムであれば誰もが憧れる行事です。旅費は一体いくらだと思いますか?

2022年のハッジ。ツアー日数は不明ですが巡礼期間は7月7日~12日です。モロッコからの往復航空券、宿泊費、交通費、健康保険、ビザの費用などが含まれるというその料金は63,800DH、現在のレートで円換算して837,530円!

た、高い…!原油高の影響を受け21年よりも1,7000DH(およそ22万円)も上乗せになったそうですが、産油国サウジアラビアへ巡礼というイスラム行事へ行くのに、普通の航空便みたいに原油高の影響を受けるんですね…それでも高すぎやしないか…?コロナ対策もあり今年のモロッコからの定員は15,392人(通常の定員の45%)だそうです。

以上、最近のモロッコニュースでした。

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