日本の実家リフォームの続き。古いキッチンを何とかしたいと思い、アーチパネルで視覚的にデコレーションしようと考えました。モロッコ渡航に合わせデザイン決め、現地に到着後、以前オーダーしていた工房を訪ねました。この透かし模様、やっぱり素敵ですよね。
いくつか作業所があり、木工工房を取り仕切っているのはオーナーの奥様。その為、普段夫任せの職人とのやり取りも今回は女性同士自分で行いました。滞在日数が限られ時間も無いのでリモートを屈指します。マラケシュなまりのドスの効いたアラビア語を話すマダムに、日本語なまりのふんわりアラビア語でデザインを伝えるのは一苦労。でも写真や数字が共有できるし音声も残るので、直接やり取りするのと違う利点も。欲しいデザインを伝えて最初にこれでいい?とデータが来たのがこちら。
うーーん。形と柄は合っているのに何か色々イメージと違う。
まずは柄が細かすぎる…柄をもっと大きくしてほしいと音声チャットで何度かやり取り、さらに下部分のカットも真っ直ぐにして欲しいと伝えます。ラマダン中なので何度もやり直しをお願いするのも気が引けるのですが、ここが頑張り所です。
何度かの修正の後、ようやくこれならオーダーできるという所まで来ました。本当は真ん中の頂点の角も取ってもらいたかったけど、語彙力が無く断念w 要望を叶えてもらった時に言うお礼のイスラムの言葉を伝えると、アラビア語の絵文字が返って来ました。
ちなみにリフォームに欲しいのは上パーツのみなのですが、真ん中の木材が無駄になってしまうかと、本来不要の真ん中も柄を付けて発注することに。こちらは上手くできれば商品化したいです。しかしそういう日本的SDGsは工房には伝わらない印象でした…
そんな風にオーダーしたパネル。出来たと連絡が来たのが出国当日だったので、夫に受け取りと発送を頼んで帰国しました。モロッコから日本までの航空便日数は10日~14日程度です。自分が発送していれば5月には届いてるはず…
それがまだ手元に届かなーーい!!
そうして先日ようやく受け取った荷物を見てびっくりしました。
他にも商品が同梱されているので、一先ずアーチ4つを塗装して送って欲しいと伝えた所、アーチの右側のみが4つ届いたのです。え?左は?アーチにならないじゃん😨
完成系がどんな形か知っているはずの夫に聞くと単純な勘違いとのこと。色々通じないってこういうこと。
アーチが飾れるのはいつになるやら。そんな大層な物を作ろうとしたのではない。ちょっと飾りを付けようと思っただけなのに!『モロッコでオーダーした物が届きました!』の前がさすがに長過ぎませんか😭
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