日本の暮らしに慣れた年末、贅沢な燃え尽き症候群

2022年ももうすぐ終わり、新しい年がやって来ます。

こんな風に十数年ぶりに日本で年越しできるなんて一年前は考えてもみませんでした。意を決して始めた日本生活に子ども達も自分も慣れると、山場を越えた達成感というか虚脱感というか、寒い季節の到来と共にやる気が起きない時期が続きました。

自分の中にもっとこうしたいというハングリー精神が全く無くなってしまったのだと思います。贅沢な話ですが、好きな事も冒険もし尽し日本でぬくぬく美味しいご飯を食べていると、もはやこれと言ってやりたい事も頑張りたい事もない…あるのは納税モロッコに残した諸々の義務とか、気が重い事のみ…目標も無くなってしまい再び燃え尽き症候群になったようでした。秋頃はやってみたい事を色々ブログにも書いたし、実行してもみたんですけど、これじゃないなと早々に手放しましたw

人は誰しも浮き沈みがある。やる気が出ない時はのんびりやる気が出ないまま過ごせばいいと思ってはいても、20代の頃の何にでも果敢に攻めていったあの熱量は凄かった、と老後みたいな物思いにふけるのです。当時は必要性の無かった免許をさくっと取り、協力隊に新卒で参加し、目が悪ければ登場したばかりのレーシックを受け、悩むこともなく異国で結婚した…今は田舎で必須の免許(失効したので)を取に行くことも出来ず、再び目が悪くなっても眼鏡さえ作る気も起きないのでした。日本の携帯も先月やっと契約しました…!

歳を取るってこういう事なんでしょうか…?それとも色んな事に満たされている贅沢病なのかもしれませんね。必要に迫られればやらざるを得ないし、義務をこなす毎日が普通のはずです。

2023年はどんな一年になるのでしょう。モロッコの内から外に出たからこそ見えるものもある。少しずつエンジンがかかってくればいいな、と思う年末です。

皆様も良いお年をお迎え下さい。

 

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